[CentOS8]Fcitxを導入してmozcを使用する

CentOS8にFcitxを導入し、fcitx-mozcを使用できるようにします。

1. epelリポジトリを導入する

# dnf install epel-release
※必要に応じて標準でepelリポジトリを利用しないなどの設定を行う

2. mozcを削除する(ibusのmozcを導入している場合)

# dnf remove mozc ibus-mozc

3. fcitxをインストール

# dnf --enablerepo=epel install fcitx

3-1. 設定ツールのインストール

3-1-1. GNOMEなど、GTK系のデクストップ環境

# dnf --enablerepo=epel install fcitx-configtool

3-1-2. KDEなど、Qt系のデスクトップ環境

# dnf --enablerepo=epel install kcm-fcitx

3-2. fcitx-mozcをインストール

fcitx-mozcはCentOS用のリポジトリに存在しないため(知らないだけかもしれないが)、openSUSE用のrpmパッケージをダウンロードして使用します。

RPM Search などから次のrpmパッケージをダウンロードします。

・fcitx-mozc-2.18.2612.102-lp151.5.1.x86_64.rpm
・mozc-2.18.2612.102-lp151.5.1.x86_64.rpm
・mozc-gui-tools-2.18.2612.102-lp151.5.1.x86_64.rpm

ダウンロードしたファイルがあるディレクトリで次のコマンドを実行
# dnf --enablerepo=epel localinstall fcitx-mozc-2.18.2612.102-lp151.5.1.x86_64.rpm mozc-2.18.2612.102-lp151.5.1.x86_64.rpm mozc-gui-tools-2.18.2612.102-lp151.5.1.x86_64.rpm

4. ibusからfcitxへの切り替え

GNOMEを使用している場合はまず次のコマンドを実行する。
$ gsettings set org.gnome.settings-deamon.plugins.keyboad active false
そして、このコマンドを実行することで切り替わります。
$ imsetting-swich fcitx
KDEを使用しており、profileや.bashrcなどに以下のように設定している場合は削除するかibusをfcitxに書き換える。

export GTK_IM_MODULE=ibus
export XMODIFIERS=@im=ibus
export QT_IM_MODULE=ibus

5. 参考

http://note.kurodigi.com/centos7-fcitx/

 

CentOS 7のときと比べるとだいぶ楽に切り替えられるようになりました。

以上

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